確定申告の経費
個人事業主は、必要経費を控除することが認められています。
それにより所得税算出の際に収入額を減らすことが可能となります。
一方サラリーマンは、必要経費が認められない代わりに給料所得控除があります。
また、必要経費がその実際の額より多い場合は、会社で必要経費として認められている出張費や交通費なども控除可能なケースもあります。
実務上必要経費が関係してくるのは、個人事業主やフリーランスの人です。
一年間の総所得から必要経費や控除額を引いた額が課税対象所得です。
これらの人が節税を行うには、必要経費を多くすればいいのですが、職種によって適用される経費は異なり、都合よく必要経費を増やして課税収入をゼロ円にすることは認められません。
必要経費とは、仕事を行う上で必要な経費ということですので、家賃や光熱費、事務用品などがあります。その他、取材の為の旅費や機材の購入費、設備投資なども含まれます。
フリーランスの場合は自宅兼事務所の場合も多いので、家賃や光熱費等は、仕事とプライベートを「スペース」や「時間」等で按分して必要経費とします。
また車に関しては、営業や取材など仕事に利用している場合、購入代金やガソリン代なども必要経費に算入できます。
しかし、仕事と私用の両方で使用している場合、使用率によって按分し、必要経費になる分を算出します。
仕事をする上で必要な、机や椅子・本棚・パソコン及び関連する設備・文具等の消耗品も必要経費になります。
ただし10万円以上の品物は資産扱いなので、減価償却という形になります。
必要経費は、その職種・職業によって様々ですが、概ね収入額の30%程度は認められるケースが多いように思います。
また、必要と認められない経費は、税務署の判断により計算し直される場合もありますので注意が必要です。
by 小松原会計
杉並確定申告支援センター案内
運営:小松原会計事務所 税理士 小松原英二
〒168-0082 東京都杉並区久我山5-7-8
TEL:
FAX:050-3737-0297
アクセス:京王井の頭線久我山駅(急行停車駅)北口徒歩1分
- 渋谷より急行で4駅約12分
- 新宿より明大前乗換えで約17分
- 吉祥寺より急行で1駅約4分
by 小松原会計