生命保険料控除
サラリーマンの人は、年末調整の時期になると、勤務先から生命保険料の控除に必要な書類の提出を求められると思います。
生命保険を掛けて支払った金額は税金ではなく、控除の対象となります。これが生命保険料控除です。そのため、年末調整の際にその書類の提出を求められる訳です。
対象となる保険の種類は、生命保険・簡易保険・損害保険・年金共済等の各種保険で1月1日から支払った金額が控除の対象となります。
年末が近づくと、保険会社から控除額を記入した書類が郵送されてきますので、なくさないように保管しておいて下さい。
もし、保険会社から書類が届かなかった場合は、連絡して発行してくれるよう依頼しましょう。
保険の中から配当金などが支給された場合は、その額は適用外なので引かれた金額となります。
保険料の年間支払額が、25000円以下の場合は全額が控除額になり、10万円を超える場合は一律5万円の控除です。
数社の保険会社に加入し、保険金の支払額が多い場合は、10万円以上であれば、どの保険会社の書類を提出しても同じです。
また、1件だけでは10万円に満たない場合は、複数の保険会社への支払金を合算することができます。
生命保険控除の手続きは、サラリーマンは年末調整と一緒に行われますが、個人事業主は確定申告の際に一緒に行います。
生命保険の場合は、受取人が本人または配偶者等の親族になっている場合に適用されます。
また、5年以下の期間が短いものや、国外で加入した生命保険などは適用外となりますのでご注意下さい。
生命保険の加入者は特に本人である必要はなく、配偶者等の家族が加入している保険でもかまいません。
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